どうなっているの?杉並の医療

杉並区医師会は区民の皆様の健康の保持・向上を目的に、各種健診・休日診療・予防接種・講演会・児童生徒の健康管理・救急及び災害時医療・介護認定審査等の事業を行政(杉並区)とまさに車の両輪の関係で実施しています。
このコーナーでは、杉並区医師会が医療現場から得られた情報を基に医療の専門家としての対策を考え、その具現化した内容を医療情報として皆様に発信することを目的としています。

【第17回】新型コロナウイルス感染症 5月8日『5類』移行でどうなるの?[2023.04.28掲載]

Q1. 新型コロナウイルス感染症 5月8日『5類』移行でどうなるの?

 新型コロナウイルス感染症の取扱いが2類感染症から季節性インフルエンザと同じ5類感染症に変更になります。これに伴い、入院勧告や就業制限、外出自粛の要請がなくなる一方で、検査や治療の費用が自己負担となります(コロナ治療薬の一部は公費で負担されます)。また感染者の把握方法が全数把握から、指定された医療機関が感染者を定期的に報告する定点把握に変わります。

Q2. マスクはしなくていいの?

 マスクを正しく着用する事で感染を防ぐ効果がかなりある事が分かっています。屋外や換気のいい場所ではマスクをつけなくても大丈夫ですが、医療機関への受診や高齢者施設への訪問時、重症化リスクが高い人が集まる場所などではマスクの着用にご協力ください。

Q3. 自宅待機はしなくていいの?

 7日間の療養期間はなくなりますが、季節性インフルエンザと同様に、発症してから5日間は人に感染させる可能性が高いので、発症の翌日から5日間は外出を控え、症状が軽くなっても24時間程度は外出を控えることをお勧めします。また、10日間が経過するまではウイルスを排出する可能性があることから、マスクを着用し、高齢者などとの接触は控えてください。

Q4. 熱が出たときの受診はどうすればいいの?

 指定を受けた医療機関だけではなく、どの医療機関でも診察を受ける事ができますが、医療機関によっては検査を行っていない場合があります。受診前に必ず電話をして、診療や検査が可能か確認した上で、医療機関の指示に従って受診してください。

Q5. ワクチン接種はどうなるの?

 春開始接種として5月8日から、高齢者(65歳以上の人)や基礎疾患のある人(5歳以上)、医療従事者、介護従事者などを対象に接種が始まります。それ以外の人は9月から始まる秋開始接種でワクチン接種を受けていただく事になります。6か月〜4歳と5歳〜11歳を対象とした接種は、5月8日以降もこれまでと同様に接種を受ける事が出来ます。

厚生労働省の新型コロナウイルス感染症のURL
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

杉並区の新型コロナウイルスのホームページ
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/kansensho/covid-19/index.html


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