医師会の活動内容

災害時の医療救護

杉並区では、災害時に区立小中学校に66カ所の救援所を開設します。このうち15カ所では、被災状況に応じて「医療救護所」が開設されます。
医師会では、他の医療関係者とも協力し、医療救護所での活動に当たります。

区内の医療救護所

医療救護所 住 所
杉並第一小学校 阿佐谷北1-5-27
杉並第二小学校 成田西3-4-1
杉並第十小学校 和田3-55-49
馬橋小学校 高円寺北4-28-5
桃井第一小学校 桃井2-6-1
桃井第二小学校 荻窪5-10-25
桃井第三小学校 西荻北2-10-7
桃井第五小学校 下井草4-22-4
高井戸第三小学校 下高井戸4-16-24
和田小学校 和田2-30-21
方南小学校 方南1-52-14
三谷小学校 上井草3-14-12
富士見丘中学校 久我山2-20-1
和泉中学校 和泉2-17-14
西宮中学校 宮前5-1-25
お問合せ 杉並保健所 地域保健課  03-3391-1355

医療救護活動

開設した医療救護所では、災害時からおおむね3日間、次のような医療救護活動を行います。

1.トリアージの実施
2.傷病者に対する応急処置
3.後方医療機関への搬送の判断及び転送順位の決定
4.転送しない患者等に対する応急処置
5.助産救護
6.接骨救護
7.服薬管理・指導 ほか

トリアージとは

トリアージとは、災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度を判定して、治療や後方搬送の優先順位を決めることをいいます。
災害が起こると、多数の傷病者が短時間に病院などに集中します。しかし、医療スタッフや医薬品等の医療資源には限りがあります。災害時の制約された条件下で、一人でも多くの命を救うためには、この限られた貴重な医療資源を最大限、有効に活用しなければなりません。
そこで、医療救護班の医師は、トリアージを行い。傷病の緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を決定し、これに従って後方医療機関への搬送、病院選定、治療を行います。

トリアージの区分

傷病の緊急度や重症度に応じ、下記の4段階に分類します。
トリアージの区分はトリアージオフィサー(トリアージ実施責任者)が行います。傷病度の区分が終了すると、「トリアージ・タッグ」という識別表(区分に応じた色が最下位になる)に必要事項が記入され、患者の体(原則として、右手首関節部)に取り付けられます。

順位 分類 識別 病態 対応
第1順位
最優先治療群
(重症者)
赤色
生命を救うために、直ちに処置を必要とするもの。窒息、多量の出血、ショックの危険があるもの。 応急処置
後方医療機関に搬送
第2順位
待機的治療群
(中症者)
黄色
多少、治療の時間が遅れても、生命には危険がないもの。 応急処置
第3順位
保留群
(軽傷者)
緑色
軽易な傷病で、ほとんど医師の治療を必要としないもの。 自ら応急手当
(セルフケア)
第4順位
死亡群
黒色
既に死亡しているもの、または明らかに即死状態で心肺蘇生を施しても蘇生の可能性がないもの。 身元確認
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